1週間前の話になるが、大好きなばあちゃんが亡くなった。
享年92歳だった。
つい1ヶ月前に、顔を合わせたばかりだったのに。。
まぁその時も、おばあちゃんはほぼ寝たきりだったのだけど。
風邪を引いて鼻水、せきに苦しんでいたその日、突然母親からおばあちゃんがヤバイという連絡が。
もう夕方だったけど、すぐにその日の夜行バスを予約した。
横浜から岡山まで約8時間の夜行バスの旅を終え、実家に着いて朝食を済ましたらすぐにおばあちゃんのいる施設に向かった。
おばあちゃんは、前日から血圧が急に下がり肩で息をする状態になっていた。
1ヶ月前に会ったときは、呼びかけると頷いたり反応があり、僕が顔を近づけると何とか名前を呼んでくれていたけど、もう目を開けることすら出来ない状態だった。
朝のうちは容態は落ち着いていたけど、時間が経つにつれ呼吸音が痰が絡んだものになり、施設の看護師さんを呼ぶ頻度も増えていった。
18時頃、目に見えて容態が悪化し始め看護師を呼ぶと、ここから急激に悪くなる可能性が高いと言われた。
19時半、息をしなくなり、すぐに看護師を呼んで診てもらう。
母親、母親のお姉さん、その子供達が泣きじゃくりながらそれぞれ大声で呼びかける。
僕も、ティッシュを鼻の両穴に詰め込んでボロボロになりながら、ずっと言いたかった言葉をばあちゃんに伝えた。
「ばあちゃん、本当にありがとう。」